何事も永遠には続かない。仕事をやめる時も来るだろう。そのうち家を引っ越す時期も訪れる。古い携帯がいつかは新しいスマートフォンに変わるように、永遠に変わらない物は何一つないのだ。大好きだったテレビドラマが九月には終わりを迎え、お気に入りのジーンズにも穴が空く。馴染みのカフェも、ある日突然店をたたむ。「閉店しました」という貼紙の前で僕は呆然と立ち尽くし、すべてが望みどおりにはいかないことを思い知る。

 

しかし、やがて新しい仕事に生きがいを感じ、新しい場所がいつの間にか故郷になっていく。古民家カフェが再生され、僕はまた新しいジーンズに足を通す。エンディングのあとの予告編のようにEnd Meets Beginning. 

 

★小説を書いています。

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